「ことりの通信」No.51のコラム

夫婦はもっとコミュニケーションしよう

 4月24日は我が家の結婚記念日なのです。だから、というわけではありませんが、今回は夫婦のことを考えてみたいと思います。そして、こちらは「だから」というわけなのですが、これは殆どわたしの自分自身への戒めです・・・。

 仕事柄、いろいろな夫婦を見ます。多くの場合、お互いに何らかの不満を持っています。言葉にすることもあれば、内に秘めていることもあります。聞いてなるほどと思うこともあれば、それはいくら何でも相手が可哀想・・・と思うこともあります。そして、殆どの場合、わたしが聞いたり見たりして感じること、理解できることはほんの一部分で、問題の核心は当事者にしか分かりません。夫婦の問題は、結局は本人にしか分からない、というのが実感です。

 しかし、そうは言っても、共通している課題もあることは事実だと感じています。多くの場合、多くの夫婦が共通して抱えている課題は、<コミュニケーション不足>です。この場合のコミュニケーション不足というのは、事務連絡不足のことではありません。確かに、そのレベルの不具合もあります。「頼んでおいたことをなんでやってくれないの!」とか「今朝言ったじゃない!」という類いのやつです。しかし、もっとたいせつなコミュニケーションがあります。気持ちの交換をするためのコミュニケーションです。あなたの夫(妻)は、何と言われたときに「自分は愛されている」と感じますか?あるいは、何と言われたときに悲しい気持ちになりますか?そういう気持ちのやりとりをするためのコミュニケーションは、事務連絡のコミュニケーションとは異質で、事務連絡をいくら重ねても、代わりにはなってくれません。そして、そういうコミュニケーションが不足すると、どうやら夫婦は上手くいかなくなるようです。

 やっかいなのは、多くの場合、夫と妻それぞれが実感している気持ちのやりとりコミュニケーションは、違う姿をしていることが多いのです。つまり、夫が愛されていると思う言葉(態度)と、妻がそう思う言葉(態度)は違うことが多い。悲しみについても同様です。だから、夫としては愛情を表現しているつもりなのに、妻が気づいてくれていないことはよくあるとわたしは思います。妻はそれで不満を抱きます。ですから、妻には夫の不器用さを超えて読み取る努力が、夫には妻が分かるように愛情を表現する努力が、必要なのだと思う今日この頃です。

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